酒飲んで酔うってどういう状態?を調べた件

f:id:yuta-net-jp:20180820073742p:image

日酔いほど嫌なものはない。

おはようございます。絶賛二日酔い中でございます管理人です。僕は現在20歳を超えた大学二回生なんですが、やはり二回生となると飲み会の頻度が半端なく増えます笑 管理人はお酒大好き人間なので(というか酔うのが好き)飲みに行くたびに死ぬほど飲んで帰るのですが、だいたい次の日は二日酔いによる体調不良をきたしています…やはり自分のキャパを超えた飲酒はいけませんね笑

  そこで今回は、「そもそもお酒を飲んで酔っぱらうって心身的にはどういう状態なの?」「二日酔いはなぜ起きるの?」を調べてみました!

 

  • そもそも酔うってどういう状態?

お酒にはアルコールが含まれていますが、飲酒するとそのアルコール成分が胃で約20%、小腸で約80%吸収され血液中に溶け込み、門脈を通って肝臓に運ばれます。その肝臓でアルコールは分解されるのですが、肝臓でもすぐには分解できないため、大部分のアルコールは心臓・脳・全身へと血液に含まれ送られます。この過程で脳に行き着いたアルコールが脳を麻痺させて思考回路を鈍くさせることが「酔う」という状態なんですね!

  また、酔いの状態は脳内のアルコール濃度によって決まるのですが、実際に脳内の濃度を測るのは不可能であるため、代わりに血中のアルコール濃度を測って決めています。酔いの状態は6段階に分けられます。

  1. 爽快期:アルコール血中濃度0.02〜0.04%

                   ビール中瓶〜1本程度

  2.  ほろ酔い期: 0.05〜0.10%

                    ビール中瓶1本〜2本

  3. 酩酊初期: 0.11〜0.15%

                    ビール中瓶3本

  4. 酩酊期: 0.16〜0.30%

                  ビール中瓶4〜6本

 5. 泥酔期: 0.31〜0.40%

                ビール中瓶7〜10本

 6. 昏睡期: 0.41〜0.50%

                ビール中瓶10本越え

 

大まかな目安なので、ビール中瓶で表した飲酒量には個人差(肝臓のアルコール分解力の差)があります。そのため、通常のほろ酔い期の状態の飲酒量でも酩酊初期のの飲酒量になることもあるので注意が必要です。

 ちなみに、楽しくお酒を飲めるのは「ほろ酔い期」の段階までみたいです。これは、大脳の働きが抑えられることによって、本能や感情をつかさどる部分の働きが活発になり、解放感を感じたり、陽気になったりするのです。

 よくテレビなどで耳にする「千鳥足」になる状態は、知覚・運動能力が鈍ってくる酩酊初期・酩酊期みたいです。この状態になったきたらお酒は控えるようにしましょう。

 さらに飲酒が進み、「昏睡期」になると、麻痺は脳全体に及び、呼吸困難に陥り、最悪の場合には死に至る危険性もあります。

 

 また、大学生など、お酒を飲み始めた頃に陥りやすい急性アルコール中毒は、短時間での大量の飲酒によってほろ酔い期や酩酊期を飛び越えて昏睡期にまで行ってしまう状態のことを指します。通常の飲酒は上記の6段階を徐々に経験して行くため、ある程度の飲酒量まで行くと飲みを抑えるなど自分でコントロールするようになり、昏睡期までは至らないのですが、飲酒開始から血中アルコール濃度上昇までは時間差があるため、短時間の大量飲酒は酔っているという自覚なしでアルコール濃度を上げてしまっているのです。これは、お酒に強い・弱い、またお酒に慣れているのは全く関係なく、誰にでもなりうる状態です。短時間での大量の飲酒は絶対に控えましょうf:id:yuta-net-jp:20180820073838p:image

 

  • 酒を飲むと気分が悪くなったり顔が赤くなるのはなぜ?

これは、アルコールが肝臓によって分解される際にできるアセトアルデヒドによるものだそうです。そもそもこのアセトアルデヒドはタバコにも含まれるような毒性作用のある人体に有害な物質で、顔が赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛を引き起こす原因となります。さらに、アセトアルデヒド代謝酵素の力によって酢酸に分解されます。こちらは人体には無害で、血液を巡るうちに水と炭酸ガスに分解され、最終的には尿・汗・呼気となって体外に放出されます。この一連の流れを「肝臓によってアルコールを分解する」というのです。

 

  • 二日酔いはなぜ起きる?

二日酔いは、飲み過ぎによって自分の肝臓が分解できるアルコール量を上回り、上記のアセトアルデヒドを分解しきれないために起きるものだそうです。

また、二日酔いの症状としては、頭痛、嘔吐・吐き気、喉の渇き、胸のむかつき、体の震え、アルコール性胃炎がありますが、さらにアルコールの利尿作用による脱水症状もおきうります。

 「でも二日酔いなってもうたらどうすればええねん!」という場合は、1つひとつの症状に対応していくしかなさそうですね笑

 根本的にはアセトアルデヒドが分解されてないために二日酔いになっているため、軽い運動をする・ぬるま湯に入るなどをして汗をかき、分解を早めるのが良いでしょう。また、脱水作用もあるため、水や経口補水液によって水分補給も行うと良いでしょう。頭痛やだるさがある場合は、これらはアルコールの分解による糖分の不足で起きるものであるため、果物などを食べて糖分を補給することも大切です。

 

 

こうして調べてみると、やはり自分の飲酒量をコントロールすることは大切ですね。ましてや人に酒を強要するのはもっての他です。皆さんも飲酒の際はくれぐれも気をつけてくださいね。

 

  "酒は飲んでも呑まれるな"

(参照: http://www.sapporobeer.jp/tekisei/shikumi/yoi.html

https://www.kirin.co.jp/csv/arp/risk/mechanism.html

https://tanoshiiosake.jp/2457)