台風20号の進路と規模!大雨と高潮に注意!!
現在(8月23日夕方)、8月18日土曜に発生した台風20号が四国寄りの太平洋を進行中です。
この台風の進路としては、四国・関西を横断して北海道に進むと予想されています。また、気象庁はこの台風による被害、帰宅困難などを想定して、注意喚起を促しています。そこで今回は台風20号の進路、規模などについてまとめてみました!
台風20号は現在北北西へ進行中
現在(23日午後4時)、台風20号は太平洋上で四国の最南端、室戸岬の南約170kmに位置し、北北西の方角へ時速35kmの速さで進んでいます。この時速だと四国へ到達するのはおよそ5時間後の夜21時ごろになります。その後、24日の夜中3時には鳥取市の北約150kmに到達し、24日午後3時ごろには日本海に達する見込みです。25日の午後3時には北海道の東まで進行し、温帯低気圧へと変化するようです。
これより、四国・近畿へ台風が到達するのは
23日深夜〜24日未明になることがわかります。
このため、現在多くの交通機関が23日夜から運行中止を予定すると発表しているため、帰宅する際は注意してください。
現在判明している交通機関の運行中止情報は、
- JR西日本:サンダーバードなど、近畿地方の在来線特急列車を23日午後から一部もしくは全線運転見合わせ、普通列車も18時以降は本数を減らし、運行を取りやめる路線もありうる
- 近鉄:16時以降は特急列車の運行を順次取りやめ、18時以降は、普通列車についても運転本数を減らし、22時をめどに全線で運転を見合わせる
和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリーが23日のすべての便で、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸ー関空ベイ・シャトル」が午前10時以降の合わせて22便の欠航が決まっている
- ピーチアビエーションで、国内各地の空港と関西空港を結ぶ12便、
ジェットスターで成田空港と関西空港を結ぶ3便、
日本航空で成田空港と大阪空港を結ぶ1便の欠航が決まっています。
そのほか機材繰りのため、全日空で羽田空港と関西空港を結ぶ4便の欠航が決まっています。- そのほか阪急電鉄など、私鉄や地下鉄も運転見合わせの可能性ありと発表している
台風20号の規模!高潮に注意?
この台風20号の特徴としては、
- 西日本豪雨とひけをとらない猛烈な雨
- 満潮と重なってできる高潮
が挙げられます。
この台風20号は中心気圧が950hpa、最大風速45m/sで最大瞬間風速は60m/sとなっています。 台風はその最大風速によって大きさの目安が3つに分類されてますが、この20号は最大風速が44〜54m/s未満の非常に強い台風という階級にあたります。ちなみに、33〜44未満のものを強い台風、54m/sのものを猛烈な台風というようになります。アナウンサーなどはこの階級によって読んでいるのですね。
また、明日正午までの予想雨量は、多いところで近畿・東海地方では600ミリ、四国地方ではなんと800ミリ〜1000ミリもの雨が降ると予想されています。ちなみに6月末〜7月初頭にあった西日本での豪雨災害は、およそ10日間での雨量が近畿地方で600ミリ、四国地方では1800ミリ、中国地方で500ミリでした。この西日本豪雨災害とも遜色のない雨量といってもいいでしょう。
また、海沿いの地域では高潮に注意することが呼びかけられています。四国、近畿の太平洋側は23日(木)の夕方、瀬戸内海沿岸は23日(木)の夜が満潮時刻で、台風の接近と重なる恐れがあり、高潮への警戒が必要になります。台風の吸い上げ効果により、通常よりも30〜40cmほど高くなることが予想されており、また、満潮時の潮の高さは高いところで130cmほどになるため、浸水の目安としての注意標準160cm〜警戒標準190cmほどになると予想されるため、接近時の沿岸部では浸水に注意が必要です。
また、気象庁は大雨・暴風・高潮に注意する時間帯を地域ごとに分けて発表しています。
気象庁によりますと、台風20号による大雨や暴風、高波、高潮に特に警戒が必要な時間帯の目安は次のとおりです。
まず、大雨です。
▽九州北部がこれから23日夜遅くにかけて、
▽四国が23日昼前から24日昼前にかけて、
▽中国地方が23日夜遅くから24日夕方にかけて、
▽近畿が23日夕方から24日昼前にかけて、
▽東海が23日昼前から24日夜遅くにかけて、
▽関東甲信が23日夕方から24日夕方にかけて、
▽北陸が23日夜遅くから24日明け方にかけてです。暴風に警戒が必要なのは、
▽九州北部が23日明け方にかけて、
▽四国が23日昼すぎから24日明け方にかけて、
▽中国地方が23日夜から24日昼前にかけて、
▽近畿が23日夕方から24日昼前にかけて、
▽東海が23日夜から24日昼前にかけて、
▽北陸が24日の未明から明け方にかけてです。高潮は、
▽四国が23日夕方から24日明け方にかけて、
▽中国地方が23日夜から夜遅くにかけて、
▽近畿が23日夜から24日の明け方にかけてです。
これらの時間帯では、外への外出は控えましょう。
参照:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180822/k10011586301000.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/平成30年7月豪雨
https://tenki.jp/lite/bousai/typhoon/1820/
https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/15198629/